猶興(ゆうこう)の志
『文王なしと雖(いえど)も猶興る』
周王朝を築いた武王、周公旦の父、文王というのは偉大な聖人であった。
世の中がどんよりしてくると、皆、文王のような人物が現われて世直 ししてくれるだろうと期待をする。
その気持ちはよく分かる。
しかしだ、それでいいのだろうか。
例えて言うなら、君たちの会社で困ったことがあったとする。
その時に誰かが何とかしてくれるだろうという考えでいいのだろうか。
私はそうは思わない。
誰かの登場を待つのではなく、自らが判断し行動することが大切なのだ。
このような人物を『猶興の士(ゆうこうのし)』と言う。
君たちが一度『志』を得たならば、この『猶興の士』たる気概が大切なのである。
これはとても影響を受けたお話です。
http://www16.plala.or.jp/cocoro-genki/sub35.html
http://www.caguya.com/kannagara/log/eid195.html
どの時代でも同じなのかもしれませんが、誰かに頼りたくなる気持ちは分かります。
「あの人がいてくれたらな」「あの人になんとかしてもらいたいな」
そして誰かのせいにしたくなる時もあります。
「社会が悪い」「政治家のせいだ」
だけど、それでも「自ら判断し行動すること」ができる自分でありたい。
誰かを責めるのではなく自らが責任を持って生きていきたい。
だからこそ、その「志」を貫いていきます。
東北、日本、そして世界のために猶興の志が広がることを願っています。