( Adelaide〜Summertown〜Balhannah〜Little Hampton〜Nairne〜Callington〜Murray Bridge〜Tailem Bend〜Yumali〜Coonalpyn〜Tintinara〜Keith〜Bordertown )
3日は九時に出発、28km先のTintinaraへ向かう。
前日の2日は休息・アイシング・マッサージ・固定を徹底したので症状はかなり改善したし、救急で働いている人が来てくれてケガをした場合についてのレクチャーを受けたのも大きかった。
彼女曰く、
R…rest(休息)
I…ice(冷やす)
C…compression(圧をかける)
E…elevate(持ち上げる)
ということだったので、言われた通りにしてみて少し良くなったのです。
やはり専門家はすごい!!
Cawさん、ありがとうございます。
Coonalpynを離れてからは雨も上がり、特に風も無く天候には救われた。
なんとか歩けていることにひたすら感謝の心で、そして修業の如く、歩く歩く。
( なんだかナラボー砂漠の日日を思い出したりもしながら苦笑 )
その後タイヤがパンクしたものの笑、なんとか四時前には目的地のTintinaraに到着。
本当は活動費をセーブするためにもキャンプをしたかったのだけど、痛む足を冷やす為には氷も必要だし宿を取ることに。
ありがたいことに、この日もオーナーさんがディスカウントをしてくれ、しかも部屋をグレードアップしてくれ氷も沢山頂けたので、かなり心地よく疲れを癒せた。
ありがとう、Joanne!!
4日は七時半にスタートをして38km先のKeithを目指す。
午前中はとても良い天気で、登ってきた太陽さんも美しかった。
左膝も少しずつ回復しているみたい。
しかし油断をしていたお昼過ぎ、猛烈な雨に濡れる。
確かに雲行きが怪しくなったりツバメが低く飛んでいるなどの予兆はあったので、見逃したオレが悪いのだけど苦笑
びしょ濡れでなんとか38kmを歩き、足もなんとか保ち、Keithに到着。
キャラバンパークを探している時に散歩をしていたとあるおじいちゃんに出会う。
彼の名前はDavid、通称デイヴ。
友達に逢うためにMelbourneに向かっていて、たまたま今日はKeithでストップしたらしい。
彼はMinipaというナラボーを越えた後にある小さな町から来た様で、自分もそこを通過してきたので盛り上がった。
しかもほぼ同じ時期にオーストラリアを横断された高繁さんとも逢ったことがあるとのことで、オレに対して非常に協力をしてくれた。
例えばキャラバンパークの宿泊代を代わりに払ってくれ(!)、ディナーにも誘ってもらい(!!)、南オーストラリアのCoopersという最高に美味しいビールもご馳走になったり笑
何から何までお世話をしてくれて、特にキツイ一日だったので感謝しかない。
本当にありがとうDave。
翌5日は46km先の南オーストラリア最後の町、Bordertownを目指す。
早朝6:20には出発、霧の中を進む進む。
さて、昨日のDaveが何と!
Bordertownで合流しようということで、自分の予定を一日ずらしてくれた。
この日は長い距離で足のケガもあり、少し心配をしていた一日だったので、彼のサポートにメチャクチャ助けられた。
というのも、数時間おきに車で戻って来てくれ、お寿司にサンドイッチにジュースやクッキーなどを差し入れてくれるのだ!笑
そして残りの距離なども逐一報告してくれるので、サポートを受けることのありがたみをひしひしと感じながら歩く。
しかも!!
この日に宿泊する場所が決まっていなかったので、彼がBordertownの市役所的な場所まで出向いてくれて、そこのチーフの方にかけあってくれたよう。
結果、なんとそのチーフのお家にお邪魔させてもらえることになったのだ!!
これで南オーストラリア最終日も、屋根の下で壁に囲まれて暖かい場所で寝れる…。
しかも、Daveは新聞社にも出向いてくれた様で道中に二件取材を受ける。
このありがたみと言ったらないですよ本当に。
夜はDaveと、この日お世話になるJulieとRobと一緒にこの町にある唯一のチャイニーズレストランへ。
楽しい時間を過ごさせてもらった。
そしてここのオーナーのTimが食事代を無料にしてくれて、これにも本当に感謝。
Robのお家にお邪魔させてもらってからは昨年12月以来のお風呂に浸からせてもらい、そこでのマッサージが功を奏したようで、足の調子もかなり回復。
本当に救われた二日間だった。
ありがとうJulieとRob、そしてDave!!
子供の頃から今にかけてもだけど、よく大人から聞かされたのは、
「 人を信用してはいけない 」
「 人に頼ってはいけない 」
「 人からの恩を受けてはいけない 」
ということだった。
騙される・裏切られる・危ない目に逢う…などなど、「 人を信用すれば起こり得る 」と説明された「 否定的な事柄」のバリエーションは、かなりの数あった。
心配をしてくれているからこそだということは理解できたけど、なんだか釈然とせず。
そうなると子供心ながら、人を信じることが怖くなったように記憶している。
で、一応大人と言われる年齢になった今、オレが当時の自分に向けて言えることは、これまで聞いてきたのとはと全く逆で。
「 もっと人を信用した方が良い 」
ってこと。
始めから人を疑ってかかることを教えられた人は、いとも容易く人を信用しなくなる。
そしてそういう人生の行き着く先は、「 損得勘定で人を見つめる様な人間 」の様に思えてならない。
そんな彩りの無い人生の、何が面白いと言うのだろう?
オレはこれまで。
日本でもオーストラリアでも、沢山の人々に救われて来た。
お世話になった人達が沢山いて、その皆さんが誰も見返りすら求めずに、オレを助けてくれた。
オーストラリアにいると余計にそういう人が多い。
「 マイプレジャー 」という、あなたのためになれるのは私の幸せです、っていう考え方の人がどれだけ多いことか。
そんな日日を送っていると、なんて自分自身がこれまでつまらない考え方をして生きてきたのかと氣付かされる。
オレは師匠の池田さんからそのことを学んだ。
壮絶な、忍耐のいる、そして悲しさや苦しさを乗り越えてきた人達はみな、本当に優しい。
彼らはきっと、「もともと人は足りていない」ことを理解しているからこそ、困っている人を助けることを惜しまないのだと思う。
そして、様々な経験を通して培ったものを、ペイフォワードしてくれているのではないだろうか。
確かに、物騒な世の中が続いているのは理解している。
危ない人だって沢山いることもわかってる。
人を疑うのは簡単。
信じることは難しい。
でも、だからこそ、オレは敢えて難しい道を選ぼうと思う。
何故なら、オレは人を信じて、人から信じられる社会で生きていきたいから。
今だからこそ理解できる、これまで受けてきた様々なご縁とご恩。
オレもそんな人間になれる様に日日を大切にしていこうって、心からそう思う。
この旅からは、それを何度も何度も教えられている。
【 Special Thanks 】
[ Tintinara Caravan Park ] / Joanne Head
Shiela & Steve Bath
Wendy & Andrew
David
Maggie Macneill + Family
Rosemary Sinnott
Rachel Rogers
Jenny & Andrew Love
Julie & Robert Harkness
Deb
[ Bordertown Chinese Restaurant ] / Helen Chen & Tim Wei
さて、遂に明日は新しい州、ビクトリアに入りメルボルンへと向かいます。
いやはや。
どんな楽しい未来が待ち受けているか、今からドキドキしてしょうがないぜ!!
大きな感謝と共に進みます。
PEACE
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