( Figtree, Wollongong~Coledale~Sutherland~Blonte )
2日は21km先のColedaleへ。
今日も素晴らしい天氣に恵まれた。
Brett家族に見送られ、8:30に出発して海岸沿いのバックロードへ向かう。
Brettがアレンジしてくれておかげで、テレビにラジオと新聞で紹介してもらえたので、今日は本当に多くの人々が声をかけてくれた。
…てか、顔!笑
沢山の人々から寄付を頂き、道の途中ではランチに招待してもらったり、ギターで曲を弾いてくれる人もいたり。
そして何人かは泣きながら近寄って来てくれて、
「 被災者の人々のためにあなたがやっていること、本当にありがとう。 」と言って寄付をしてくれた。
なんだかこっちまで泣きそうになったね。
オージーは、とても多感で優しい人々が多い。
素敵な人々に出逢えていることに感謝の思いで一杯だ。
素晴らしい海岸沿いを、今という時間を噛み締めながら歩く。
人生を生き抜く、その覚悟はできてる。
夕方16時前に、今日の目的地のColedaleに到着。
SharonとMalcolmもめちゃめちゃ優しくて、素敵な時間を共に過ごさせてもらった。
Sharonから以前にメールをもらっていて彼女は宿のオファーをしてくれたのだ。
シドニーまで残り少なくなってきている今、こうやって人々のお世話になれることは本当に大きい。
明日に向けて、早めに就寝。
3日は4時に起床して、5時過ぎには37km先のSutherlandへ向けて出発。
暗闇の海岸を北に向けて愚直に進む。
この日はBEYOND WALK最後の難関の山道、道も狭く非常に危ないので、明るくなり人々が活動を始める前にこの山道を越えることに。
そのための早起きなのだ。
お世話になったSharonとMalcolm、本当にありがとう!!
この日は、以前お世話になったEricの友達のFranのお家へ向かう。
長かったこの旅も、あと少しで終わる。
本当に寂しくなってきてヤバイ。
でも、その前の最後のビックデイ。
歩行距離も長い一日、危険な坂道は容赦なく足を痛めつける。
でも、負けるわけにはいかないぜ。
本当は写真を撮りたかったけどそんな余裕も無く苦笑、何とかかんとかStanwell Topsへ。
これで最後の山道が終わった。
下を見下ろす景色、なんだか感傷的だ。
この後は一氣に道もフラットになり路肩も広がって歩きやすくなる。
その前の下り坂で遠くに見えたシドニーの摩天楼には、全くと言っていいほど感動を覚えなかった。
むしろ寂しさが募る苦笑
長かった五ヶ月の歩みが着実に実り、遂にシドニーエリアに入ったんだと実感。
この日も沢山の人々に寄付や食べ物などを頂き16時前には目的地に到着。
シャワーを借りた後で仮眠を取らせてもらい、Franのご家族のみなさんとのディナー。
ありがとうございました!!
4日は6:30に起床、8時に30km先のBronteへ向けて出発。
Bronteからゴールのオペラハウスまでは9kmなので、この日が実質最後のロングウォーク。
ここまでの想い出を噛み締めながら、歩きたいと思う。
天氣は相変わらず最高!
本当に冬だとは思えないほどの陽氣で、氣持ちはかなりハイ。
交通量はかなり多いけど、歩道が整備されていて問題無く歩けた。
遠くの摩天楼もどんどん近づいてきている。
目標の数キロ手前で今日お世話になるLiamとも逢え、本日最後の休憩場所のカフェではヘッドシェフをされている日本人の方ともお逢いできた。
Kenさん、マフィン美味しかったです!!
日本語も話せて、垂水トークもできて、最高でした!笑
16時に予定時刻ピッタリでBronteにあるLiamのシェアハウスについたら、なんと!!
彼とシェアメイト共々で盛大に歓迎をしてくれた。
氣持ちの良い天氣の中、海岸が見える素敵な庭でみんなでビールを飲みながらシドニー到着のお祝いをしてもらった。
長かった大陸横断も、これで遂に残り9km。
感慨深すぎて少し目眩がする。
シャワーを浴びて一休みした後は、近くの大きな街まで連れて行ってもらい、味噌バターラーメンを食す。
以前にメールのやり取りでLiamから何が一番食べたいかと聞かれ、即答でラーメン!と答えていたので笑、事前に美味しいお店を調べてくれていたのだ。
メッチャ流行っている、とても美味しいラーメン屋さんでした。
ありがとうLiam。
5日はこの旅最後のオフ。
ゆっくりと起きる。
この日は五ヶ月半(中断期間を入れれば11ヶ月)に及ぶ旅の最後の休日なのだが、ほとんどの時間、庭のベンチに座って海を眺めていた。
色々なことを思い返すかと思いきや、そんなこともなくただただ海を眺める笑
…なんという贅沢な時間なのだろう。
お邪魔させてもらっている家のLiamも嬉々として、
「 ヘイ、ユーイチ。 次はどこでやるんだい!? ガハハ! 」
って再び歩く前提で話しかけてくるし笑、世界地図を引っ張り出してきては一緒にルート66を探したり。
今の氣持ちとしては、過去を振り返るというよりも未来を描く感じ。
その方が純粋に楽しいのだ。
【 Special Thanks 】
小田様
Bob and Lesley
Sharon and Malcolm
Blake Holz
Loraine
Miranda Australian Football Club
Fran Caruana
Celia Lewis
Kathy Hudspith
Suzanne Pope
Sharon Bent
Ra
Alice, Michael
Nick, Owen
Carly, Liam and Arthur
東北を元氣づけたい一心で始めたこのBEYOND WALK。
寄付を集め、大陸を横断する姿で東北の人々を励ましたり勇氣づけたりしたいと思っている。
集めていた寄付は現在おおよそ$7,000、日本と合計して約70万円ほどが集まった。
また、日本の寄付用の口座には約3万円ほどの振込を頂いている。
実感的にオーストラリアの人々やオーストラリアのメディアの人たちからはかなり応援してもらっていると感じるけど、何故か母国からの反応は薄い。
「 日本からの 」取材の依頼など皆無だ!苦笑
クハッ!
いくらチャリティーの文化や寄付の文化が薄いとはいえ、こんなもんなのかと正直少し落胆しているのも事実。
というか、オレのやっていることに何か不都合でもあるのだろうかと思ったり?笑
…まぁ、もしそんなもんがあるのなら、はっきり言って上等だけど。
やるべきことをやっている人たちは「 日本のメインストリーム 」には出てこずとも沢山いて。
オレは、そんな人たちを心から尊敬している。
たった今、現在進行形で苦しんでいる人たちがいる。
それにフタをして、無かったことにしようとしている人たちもいる。
あれだけの被害を起こして起きながら、止める手段も知らず、人間がコントロールすることさえできないものを未だ使い続けようとする矛盾。
そして、それに反対する人たちと推進しようとする人たちの分断。
東北の復興、社会保障、年金、高齢化社会問題に少子化、シングルマザーのこと。
多くの、本当に多くの問題は国内だけでも山積みだし、オレたちにはやらなければならないことが沢山あるはずだ。
それなのに、それを先導するべきはずの世代の大人たちがネット上でヘイトスピーチを溢れさせ、見るに堪えない言葉を吐き続ける。
それを見る子供達の心が何を思うかなど、考えることすらできない思考停止に陥ってしまっているのだろう。
世界では災害に逢う人々も後を立たず、中東での内戦や、正義を語った一方的な武力攻撃でミサイルがガザに打ち込まれる。
誰がこんな世界を望んでいるというんだ。
ハロー、傍観者のみなさん。
それでもあなたは今日も幸せなんですね?
…とまぁ、明日がゴールでも、あくまでオレはオレらしく書きたいことを書く。
嬉しいだけじゃない。
心の中で、不条理な社会と世界に対する怒りは燃え続けている。
ただそれを「 誰かさんたち 」みたいにネガティブにするのではなく、ポジティブなパワーに変えて生きてみせる。
それがBEYOND WALKだ。
一隅を照らす光に誰でもがなれるはず。
オレは決して諦めない。
沢山のオーストラリアの人々や様々な国の人々に言われたこと。
「 世界をより良い場所にしようね! 」
もちろんさ。
きっと、そのために人生があるのだから。
明日は最終日。
オペラハウスに正午到着予定。
ここからがまた、新たなスタートライン。
オレは、オレの人生を生きる。
その道の途中で、共に歩けることを願っています。
全てのお世話になったみなさんに、最高の感謝を込めて。
BEYOND WALK
Part.3
「 THE HOPE 」
繋げていきます。
PEACE
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