2014. 05.24-25 [ Adelaide〜Bordertown? ]

( Adelaide〜Summertown〜Balhannah )

 

26日

遂に、約五カ月振りの旅の再開の朝。

真っ暗の午前三時半に起床。

朝焼けが不思議な朝だった。

 

 

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そして、今日は朝からNews7というTVのインタビュー。

日本で言うフジテレビの規模?のTV局のニュースに出ることができた。

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本当にありがたい。

 

これでまた、少しでも多くの寄付を集めるチャンス、

そして日本(東北)と津波のことを忘れないで、と人々に思い出してもらうチャンスに恵まれたと思う。

出発の前日も素敵なランチと海への散歩に連れて行ってくれたAliさんとGarthさん。

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二人のお陰で、こんな素晴らしい機会を頂けた。

本当に感謝しています。

 

 

インタビューの後、東へと向かい旅の再開。

そして今日の関門は標高700m越えのGreenhills!!

丘に入る手前、MatsuriのオーナーのYuhiさんが家族で見送りに来てくれた。

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タイミングが合わず最後の挨拶が出来なかったのがとても残念だったので、非常に嬉しかった。

来て下さって本当にありがとうございます!

 

 

さて、このGreenhills。

 

…ありえないほど辛かったわ!笑

 

というのが正直な感想。

 

食事や装備など色々とシティで買い込んだので、カートの重さは恐らく90kg以上はある。

それを引いてただひたすら丘を登る。

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こんなのがずっと続くのです!汗

 

道も狭いし車の通りも多くてかなり危ないセクションだった。

非常にキツかったし、あまりのハードさに身体も悲鳴をあげている…。

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でも、この写真の遥か先にあるAdelaide Cityからここまで登って来たことには達成感かな!笑

 

 

この丘越えに手こずり、夕方四時頃の段階でもまだ目的地までは15km以上。

さすがにヤバイなと思っていたら、ある男性とその息子さんが遠くから近づいて来てくれた。

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彼の名前はAndrew、そして息子のSam。

丘の麓でオレを見かけていたらしく、手助けをしたいと。

「時間も夕方だし、良ければ今晩ウチに泊まっていきなよ!」と非常に嬉しい申し出を頂き、せっかくなので甘えさせてもらいホームステイをさせてもらった。

 

彼はイギリス人で、少し早口だけどとても分かり易いイントネーションで喋ってくれたからずっと喋っていれたし、あまりに元氣な子供達に手こずりながらもそれを軽快なジョークで笑いに変えてて、なんだかすごくタフで楽しい人だったと思う。

彼も27歳頃には世界のあちこちを旅していたらしく、オレの状況が理解できるとのこと。

何から何まで手助けをしてくれて、本当に感謝しかない。

奥さんのDerynもすごく愛に溢れた方で、それは子供達が何かに「失敗」した時に顕著に見えた。

彼女曰く、

「失敗って本当に素晴らしいわ。だって、これがあるから成長できるのだから」

こう言って、優しくキスをしたり抱きしめてあげたり。

恐らくその教育方針だからだろうか、子供達はみな非常におおらかでとても優しく、なにより両親のことを全身で愛していた。

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その子達が作ってくれたお守り。

きっとシドニーまでオレを連れて行ってくれるのだろう。

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騒がしいけど、それが非常に心地よい時間だった。

この日は結局九時に就寝、距離はおよそ27km。

 

 

翌朝は少し遅めの12時出発で、昨日の目的地だったおよそ15km先のBalhannahを目指す。

途中のSummertownまでAndrewが水10kgを車で運んでおいてくれたので、少しだけ軽くなったカートを引っ張りながら進む進む。

ただ容赦ない坂道は続き、Summertownで水をピックアップし、その隣町を越えてやっと坂が減ったかと思うと今度は急激な下り坂。

これもまた足に来るし、その後でまた急な坂道…と息つく暇も無い。

 

ただこの日は前日のニュースを見たという人々が結構車で止まってくれて、寄付やお水や色々とサポートをしてくれた。

なにより元氣をもらったな。

さすがのTV効果で、かなり皆さん好意的だった。

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なんとかかんとか、やっとの思いで五時頃にはBalhannahに着くものの、この街では宿が無いとのことだったのでキャンプ地を探そうとしていたら。

近くに住んでいるJohnが声をかけてくれた。

そして最終的には彼のキャラバンを提供してくれ、これで今晩と明日のお休みで滞在できる場所を確保できた。

疲れた身には本当に嬉しい!

キャラバンを提供してくれたJohnとYvonne、そしてワンコのArchieも可愛くてスゲー癒される。

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TVのために力を貸してくれたAliさんとGarthさんもわざわざBalhannahまで来てくれ、相当美味しいステーキまで晩御飯でご馳走に。

これでかなり身体も回復!

本当にありがとうございます!!

 

日日何から何までお世話になって、もう本当に感謝の念しかない時間を過ごさせてもらっている。

この湧き上がってくる感謝の想いを大切に、次へと繋げていきます。

 

というわけで、明日はオフにしてこの丘越えの疲れを癒し、明後日の27日にCallingtonに向かおうと思う。

 

 

【 Special Thanks 】
Ali & Garth
Jenny
Chris Taylor & Leanne
Tom Goodman & Dion Shaw
Peter Knight
Ray Bev & Erin Pote
Estelle
Amanda & Tim Souter
Noel West
[ STANDISH CYCLES ] / Stephen
[ Bike Society ] / Craig Cotter
Deryn, Luke, Sam, Ben, Jess and Andrew Norris
Yvonne, Archie and John Cain
Don Norsworthy

 

…しかしまぁ、ゆっくり寝られるのって本当に幸せですね。笑

 

自分のミッションを忘れず、楽しみながらこの道を進んでいこう。

人々の優しさに触れて、より強くそう思った二日間だった。

 

PEACE

 

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