2014.06.11-06.13 [ Bordertown〜Arrarat? ]

( Bordertown〜Serviceton〜Kaniva〜Nhill〜Dimboola〜Horsham〜Old Dadswelltown〜Stawell〜Ararat )

 

11日は7時過ぎに出発、36km先のHorshamを目指す。

足は痛めど心は晴れやか。

お陰様の氣持ちで黙々とあるく。

 

 

また、今週受けた沢山の取材の影響で、止まってくれる人や車も少し増えた様に思う。

しかもみなさん新聞など読んでくれているので、説明が省けて少しだけ楽にもなった笑

この日は新聞の取材一件、ラジオ収録一件、新しいタイヤとチューブの購入、食材などのお買い物があるので、ひたすらHorshamへと進む。

 

四時前には町に到着し、自転車屋さんで用事を済ませてから新聞のインタビューを受け、その後ラジオの収録も無事終了。

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ここで嬉しい出逢いがあった。

インタビュアーさんから紹介をされた、この町に住むYokoさんとAkiさん。

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二人は差し入れを持って、わざわざ逢いに来てくれたのだ!

梅干しおにぎり・鳥の唐揚げ・卵焼き…

感動的に美味しくて泣きそうになった。

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Yokoさんは岩手の盛岡がご出身。

幸いなことにご実家は震災の被害には遭われなかったそうだけど、想い出の地がボロボロになってしまったお話などを聞く。

…切ないですよね。

被害を受けていないオレですら、あの時は何もできない自分に対して氣が狂いそうになったのだから。

想像もできない様な、沢山のものを東北の人々や多くの皆さんが背負っておられると思う。

 

そう、

まだなんも終わっちゃいない。

まだなんも終わっちゃいないんだ。

そして今を生きるオレ達が、どんな選択をするかに未来はかかっているってことを忘れちゃいけない。

 

寄り添いながら、共に歩きながら、自分自身に悔いの無い人生を笑って終える選択を、オレは選ぼうと思う。

だからこそ、東北から目を背けて、知らぬふりをして生きていくという選択肢はオレには無い。

 

世の人は 我をなにとぞ 言わば言え 我が為すことは 我のみぞ知る

 

 

今を生きるオレにできること。

今を生きるオレ達にできること。

きっとまだまだ沢山あると思う。

だから、できることからでいいと思うから、少しずつ、何かを始めてはみませんか?

 

 

お二人にはバレない様に努力したけど、マジで心ん中が燃えたぎってた。

チクショー
絶対やってやるって。

…えぇ、単純なんです、すっごく笑

 

そして、一つだけ自分がすごく氣になっていた想いをYokoさんに聞いてみたのだけど、すごくありがたいお返事を頂いた。

その内容をここには記さない。

だけど、この道を歩いてきて良かったと思えた、ってことだけは書いておこうと思う。

まだまだ進みますよ。

感謝。

 

お二人と別れた後、またもやHelenの紹介でこの町に住むJulieのお家にお邪魔させてもらった。

素敵なディナーを頂いた後、寝るに寝た。

 

 

12日も七時頃にスタート、37km先のOld Dadswelltownを目指す。

二日前、確かDimboolaに向かっている時。

道の途中で一人のおじいちゃんに声をかけられた。

彼はMax、今日お邪魔するOld Dadswelltownで宿を経営しているという。

「 木曜の宿は私が面倒を見るから、ここに来なさい 」

と名刺だけ渡してくれて颯爽と去って行った。

 

で、すぐ人を信用するクセがオーストラリアに来てからついてしまったオレは笑、住所に向かってずんずん進む。

進んでいると途中でMaxが車で来てくれて、事細かにルートや距離を教えてくれた。

言われた通り進むと、ハイウェイ沿いに何やら不思議な雰囲気の入口を発見!笑

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中に入って行くと、フェンスの向こうでは野生のカンガルーが飛び跳ねてるし、面白い標識や建物がそこら中にあるし、なんじゃここは!?と。

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なんとここOld Dadswelltown、約10年かけてMaxが自分で作った「 村 」だったのだ!

彼は建築ができることもあり全てを作り、ここを宿泊施設としているのだという。

オシャレで遊び心も満載で、素晴らしい場所だった。

 

ちなみに、オレが泊まらせてもらったのは、ここ。

鍵には「 Store 」って書いてあった笑

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中はめちゃくちゃキレイな現代風のお部屋。

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夜はMax夫婦や宿泊客、彼の友達達と暖炉を囲んで団欒をしたりディナーを食べたり。

すっごく楽しい時間を過ごさせてもらった。

ありがとう、Max!!

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ちなみに、オレがオーストラリアを歩いて横断するチャレンジの決め手になったストーム・トルーパーの彼も、ここに宿泊したみたい。

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http://commonpost.info/?p=33120

 

Maxもだけど、オーストラリアの男達は冒険好きな人が多いので、冒険をしている人を見つけると、見返りなしに助けてくれる人がなんと多いことか。

お互い様の精神にどれほど救われているか分からない。

これも文化の差って奴なのかな…。

 

 

13日は少し遅めの9時スタート、31km先のStawellを目指す。

Daveと分かれて歩いていると「 進撃のコアラ 」に出逢う。

なんじゃこれは、と。笑

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この日は黙々と歩き、四時過ぎにはStawellのハイウェイ沿いにあるロードハウスに併設されていた安宿で泊まることに。

昨日お逢いしたYokoさんとAkiさんにも知り合いの方をご紹介頂ける様で、ここからメルボルンまでお力をお借りできることになった。

本当にありがたい。

色々と作業をし、少し遅めの就寝。

 

 

14日は七時半スタートで、およそ26km先のAraratを目指す。

遂にここでメルボルンまで200kmになる。

途中、買ったばかりのタイヤがダメになり交換するハメに…久しぶりにイラついてしまった。

いかんいかん、切り替えねば!

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お昼過ぎから雨が降ってきて、どんどん雨足も強くなり濡れて寒い思いをしていると。

Araratの手前でYokoさん達のお友達のユキさんが来て下さり、おにぎりと暖かいお茶の差し入れを頂く。

すごく美味しくて温まった。

ありがとうございました!!

 

その後、Yokoさんにご紹介せて頂いた宿、Golden Gate Lodgeに到着。

今日もとても大きなお部屋でフリーステイをさせて頂ける。

写真の通り、部屋の奥にカートも収まってます!笑

しかも沢山の食べ物や温かい飲み物まで…雨で濡れて寒いし、本当に助かります。

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全て落ち着いてから彼ら家族と色々お話をして、楽しい時間を過ごさせてもらった。

最後にはオレへの活動費まで下さり、「 これをシドニーまでの足しにしてね 」と。

何から何までお世話になった。

本当にありがとう、Marianne, Katelin & Laurie!!

 

 

【 Special Thanks 】

Rodney & Ough
Ron Smith
John & Peter Oloughlin
Paul Tabone
Kris Young
Julie & Jeff Pettett family
Brendan Ellis
Peter
Roger Johnston
Mike Ditkun
[ Old Dadswelltown ] owner / Jenny & Max Green
Marie Clyde
Woddy Mary
Jenny
Kieran Ryan
[ Golden Gate Lodge ] / Marianne, Katelin & Laurie

 

 

明日は大きめの峠を越えることになるらしい。

氣合いを入れて200km先のメルボルンへ。

全ての道は、一歩から。

繋げていこう。

 

PEACE

 

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